 |
| ヤナギハナガサ |
7月2日。この日を 「半夏生」というそうです。立夏から立秋の前日までを 夏とするならば 夏のど真ん中。「半夏」という草が生える時期だから 「はんげしょう」と呼ぶんですって。
夏の中間地点にしては 毎日 暑い。お変わりなく お過ごしでしょうか。
わたしは 月初めの行事で 墓参したり 義姉宅を訪問したりしていました。
義姉：トモコさん（73歳）は 元気に出迎えてくれましたが ご近所のことで 少々 悩みあり。
100mぐらい離れているところに住んでいるお隣さんは 80代の夫と70代後半の妻：チヨさん。もう40年にもなる ご近所づきあいなわけですが 悩みの種は チヨさん。
なにかにつけて 頻繁に電話をしてくる。訪ねてくる。町内では ちょっとしたもめごとを起こしているらしく「非常識で 変わり者」と見られているらしい。
トモコさんへの接近が 甚だしくなったのは 長兄が亡くなり その後 娘が 嫁いでいってから。
ひとり暮らしになったのを不憫に思ったのか そうでないのか。チヨさんは 毎日のように訪れては おしゃべりしていく。野菜や飲みものなどを もってくる。かなり ありがた迷惑な状態だけど 本人は 相手の気もちなど おかまいなし。
ある時は トモコさん。やんわりと お断りしたという。チヨさんも 迷惑がられているのを少しは理解したらしく 一時は 来なかったらしい。
でも しばらくたつと また 来るようになる。
あまりのしつこさに 絶交してもいいぐらいの気もちがあったけれど ご近所だから そういうわけにもいきません。
ある時は トモコさん。たまりかねて びしっと断りの言葉を言い放ったところ その後 きっぱり 来なくなった。「言い過ぎたような気はするけど さすがに わかってくれたか」と胸をなでおろしていると さにあらず。ほとぼりが冷めるのを待っていたように やがて 現れる。
そんな繰り返しが 長兄の死後 20年余り 続いている。
とはいえ ここ数年は 以前ほどではなくなった。それは チヨさんが もう一軒のお隣に入り浸るようになったから。そちらの人とは お互いの家を行き来している様子。トモコさんへの電話や訪問が ぐっと減っているようです。
それでも 時々 電話をしてきたり「要らない」といっても 何かをもってきたりする。仕方がないから 電話に出たり 玄関先で対応したりしているのです。
しみじみ ぼやいていました。
「喧嘩別れなどしたら 何をされるかわからないから 本気で 突っぱねることができない」って。
トモコさん もともとが 優しい人だからなぁ。
あぁ わたしだったら 耐えられない。他者との距離を測れない人に見込まれてしまったら ほんと 辛いですよ。
こちらから距離をとるようにすれば 多くの場合は なんとかなる。でも ご近所だしねぇ。チヨさんの人となりも考えると なかなかに難しいんです。
ところで わたしにも お隣さんがいます。
お隣さん：エイコさんは 70代後半で おひとり暮らし。熟年離婚されていて お子さんはいらっしゃらない様子。夫や子が いない。その点では わたしといっしょ。
身の上話をするほど 親しいわけではありません。途中から 姓が変わったのと 病気で入院中 姪御さんが 家の様子を見に来ていたことで 彼女の境遇を想像しただけ。
わたしから見たエイコさんは 穏やかな人。家庭菜園で作った野菜をわけてくださる 親切な人。
頻繁に行き来はしない。回覧板を届けた時や庭に出ていた時 立ち話するぐらい。無理をせずにおつきあいできる人だから わたしとしては 安心しています。
他のご近所のみなさんとも いたって ゆるゆるなおつきあい。挨拶はしあうけど それ以外の交流は あまりない。若い世帯が多いし ほとんどが わたし同様 新住民。高齢者のいる家庭は 我が家とお隣を含めて 4軒かな。いい感じに離れた距離感が ありがたいです。
ここに住み始めて しばらく経ったとき 後ろ隣りの奥さん（わたしより年長）に 「どんな人が引っ越してくるのかって 心配だったんですよ。静かな人でよかったぁ」と言われたことがありました。どういう人間がご近所になるかって 気になるところではあるでしょう。
ひとりもの＆ひとり暮らしだから そりゃあ 静かなもんです。
これからも ひっそり暮らしていこうと思います。
できるなら ずっと。このご近所で・・・。
きょうも 暑くなりそうです。
くれぐれも ご自愛くださいますように🍀
ご訪問に 感謝しております💗
