オレガノ |
どっちを 着ていく?
そんなことを 必ず思うのは 月曜と木曜。病院勤務の日です。
わたしの職種は 教育 医療 司法 産業など 様々な領域に仕事の場があります。どんな服装で働いているかは 職場に合わせながら 人それぞれ。
病院で働く心理職は 白衣を着ていることが多いかも。医師の白衣に象徴される 信頼感や清潔感といったクリーンなイメージがあるし 医療チームの一員として 患者さんにも 認知されやすいでしょう。
とはいえ 医療スタッフの制服も様変わりしていて スクラブ(色のついたトップス)を着ている人が 多くなっています。ワンピースタイプの真っ白なナース服を 見かけなくなりました。
わたしの場合は 白衣を着ていません。
以前は 緩和ケア病棟に勤務していたのですが その時点で 「服装は 普段着で」と申し渡されたのです。そのほうが 患者さんやご家族が 話しやすいのではないかという 病棟看護課長のご判断でした。
わたしは ごく自然な気もちで その指示を受けいれました。なぜって それまでの職場でも 普段着だったから。学校現場はもちろんのこと 心療内科や精神科クリニックでも 白衣ではなく 私服で働きました。
私服といっても なんでもいいわけにはいかない。相談者が安心できるような印象づくりは 大事です。服の色や柄にも 注意をはらいました。相手の目が チカチカするようなトップスは もちろん ご法度。そうなると いたってシンプルな服装になっていく。
病棟で働くようになってからは 私服が 制服化していきました。
襟のあるビジネスシャツとパンツ。数枚用意し 組み合わせを決めて とっかえ ひっかえ 同じ雰囲気のいでたちになります。
シャツは ベージュ系のストライプなど。パンツは ストレッチの効いたもの。臥床している患者さんの目の高さに合わせて 腰を低くすることが あったりするから。靴は スニーカーで 歩く時に音の出ないもの。素早く動けて 病棟の静寂を脅かさないように。
現在の部署では 職員へのメンタルケア担当なので 患者さんには お会いしません。でも 服装は 引き続き 制服化したシャツとパンツ & スニーカー。