どこかへ去ってしまった者たちよ。

6/02/23

ご縁 暮らしのひとこま

ワイルドストロベリー


今朝は雨が降っていて さすがに 鳥の声は聞こえません。と 書いたら 遠くで「カァー」と鳴いているのは カラス。

カラスがね。たまに 屋根の上を ツンツン歩く時があるんです。瓦の間に虫でもいるのか。餌を探しているのでしょう。


カラスの話題で書き始めたのは 先日 我が庭で カラスとヒヨドリの攻防戦があったからなの。

どうでもいいようなことなのですが 読んでいただけると うれしいです。


先月の記事で ヒヨドリが モミジの樹に巣をつくったことを書きました。卵をあたためているようだったので 近づかないようにしていたんです。ストレスを与えて 子育てを放棄させちゃったら かわいそう。


しばらく前 ヒナが生まれたのか 小さな鳴き声が聞こえていました。

親鳥が 時々 フェンスにとまっている時があります。でも 辛抱強く シャッターチャンスを待てないから その姿が 撮れません。

こんな鳥。フリー素材からの引用です。



もみじの樹は 部屋の窓から 近い所にあるので 巣のあたりを見ようとすると カーテンを開ける音だけで 親鳥が飛び出してくる。危機を感じるのでしょうね。足音や門扉を開ける音などにも すばやく 反応して 林のほうへ 飛び去っていきます。

親鳥が餌を運び ヒナが育つ。

ヒナが飛べるようになると 巣を出て どこかへ 行ってしまう。

昨年も 同じところに巣をつくっていたので そのプロセスを知りました。 

 
そろそろ 巣立ちの時なのかなぁ
そう想っていたら

先日 庭が やたらと騒がしかった。ヒヨドリの「フィーョ フィーョ」が 甲高い。そこに カラスの「カ~カ~」が加わって 何かが起こっている様子。

庭に出てみると カラスが もみじの巣を見つけてしまったのか 塀のフェンスにとまって 狙っている。2羽のヒヨドリ(父母)は 巣を守ろうという態勢で 鳴き声を大きくし さかんに威嚇している感じ。

隣家のフェンスにとまっている子鳥を 呼び戻そうとしている。そんなふうにも見えました。その時 知ったの。ヒナ鳥は成長し もう 飛べるようになっているんだ。

しばらく静観していると カラスはあきらめたのか 姿が見えなくなりました。


その後 家の裏手に用事があって 何気に もみじの横を通ってしまったんです。あまりに静かだから ヒヨドリたちがいないと思ったら わたしの足音で 数羽が飛び出してきたから びっくり。親子のヒヨドリたち。
 
いよいよ 巣立ちの時なのね
ところが 夕方になって また ヒヨドリのさえずりが はなはだしい。親鳥は 飛び回っている。子鳥たちも 電線にとまっていたりする。

カラスが再来したわけではない。では なんで そんなに鳴いているの?

不思議に思って見回してみると やたら 近くで 声がする。
        
ピーッ ピーッ ピーッ ピーッ 

なんと 子鳥がいるではないの。アジサイの根元にしゃがんでいる。

近づくと 飛ぶには飛ぶけど それほどには飛びあげれない。小走りに逃げて 少し飛んでは また地面。見つめるわたしを じ~っと見ている 子鳥の👀。

ケガをしている様子はない。たぶん この子だけ 飛ぶチカラが まだ十分ではないのかも。わたしの足音で 飛び出しちゃったけど こうして 巣に帰れないでいる。そういうことだったのか。

親鳥やきょうだいたちは この子を探しているのに アジサイの陰にいて見つからなかったんだ。 

この子が巣から落っこちた原因は わたしにある。ならば わたしが 巣に戻してあげなければ。

とは思ったけど 恥ずかしながら 鳥を触ったことがありません。里山育ちだけど 動く生き物に触れた経験は 希薄なの。臆病なんです。鳥って くちばしにつつかれそうで こわいんだもの。

ちなみに ヒヨドリの子鳥は こんなふう。お借りした画像です。



とにかく なんとかせねば。素手で触らずに 巣まで戻す方法はないか。

そうだ。タオルを使おう。ふんわり閉じ込めたら 逃げられまい。

ところが つかまえようとすると 逃げる逃げる。こちらも びくついているから すぐ 逃げられちゃう。

やっと タオルをふわりとかけて持ち上げたら ピーピーピーピー 鳴くはもがくは タイヘンだった。

なんとか もみじの樹まで運び 巣のあたりで 手を離したら 枝に飛び乗ったみたい。しばらく様子を見ていたら 落っこちなかった。親鳥たちは 飛び交いながら 鳴いていました。そのうち 巣に戻ったら 気がつくでしょう。

翌日の朝は ヒヨドリの声が聞こえていました。


その日の夕方は 門扉の音を立てても 近づいても 飛び出してはこなかった。     
とうとう 巣立っていったんだ。
巣作りと子育てに もみじの樹をつかってもらった家主としては うれしいような 寂しいような。

まだ少ししか飛べない 子鳥のことが気になります。ちゃんと 自立できるかなぁ。

でも 飛べるようになるまで 親鳥が面倒をみるでしょうから きっと 大丈夫。


わたしをじっと見つめた子鳥の目が あまりにかわいくて 忘れられない。


どこかへ去ってしまった者たちよ。

どうか 元気に暮らしていてほしい。親じゃないけど 親心が湧いてきます。




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     ✎ おり~ぶ

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