思いがけない ご褒美

8/13/23

ご縁 暮らしのひとこま

 

今月の当番業務(電話相談)が終わったので ほっとしています。

おおむね月1回 弁当持参でおこもりする職場。その仕事がイヤってわけじゃないけど 退勤時の解放感は この上なし。来月まで やらなくていいんだ。そんな安堵感かもしれません。電話って 結構 神経使うので。

さて 寄り道して帰るのがたのしみだけど 夏場は 道草いたしません。車に乗っちゃうと 降りたくない。午後4時すぎても まだ陽はたかく 気温も下がっていませんよ。車のエアコンで涼みながら 家を目指して 一直線。

家に着いたら すぐ 長パンツと長袖に着替えました。帽子に 長靴。庭に出て ホースで水まきするのです。

重装備して 足元・手・腕・肩にも 服の上から 防虫ミストをシュッシュッとかける。ブヨに刺されて大変な目にあってからは 花の水やりをする時でさえ 用心しています。おかげであれ以来 蚊にも刺されません。

地面は乾いて からっから。植木鉢の土も からっから。ついでに わたしも からっから。植物に水をやりながら 我がこころにも 潤いシャワー。朝夕の水やりで 水道代が気になるけど いたしかたない。すべてすべて 枯らすわけにはいかないの。

冒頭のフォトは 植木鉢のペチュニアなんですが こんもりと たくさんの花をつけています。

水やりの〆は ペチュニア。鉢全体に水が回るように 花の根元にたっぷりと水をやる。咲き終わった花殻をつみとって 水遊びは終了です。

と そこへ 声がした。

おり~ぶさーん。さっき 電話したんだけど・・・。外にいたんだね。あのさ これ 食べない?

お隣りのエイコさん(70代後半かな)でした。わたしのスマホは バッグに入れたままだったので 彼女からの着信に気づけなかった。

お互いが庭に出て呼び合うと 話ができる。二軒は そんな位置関係。もしや わたしが庭にいるのかと出てみたら 案の定 そこにいた。それで 声をかけてくれたのでしょう。

さて 「これ 食べない?」と 彼女が差し出したのは プリンスメロン。網目のない 昔ながらのメロンです。

庭の菜園でつくったという。いくつかとれたので おすそ分けして下さったの。

「これ 食べない?」と聞かれたら 「わぁ いただいていいの?」と 遠慮しないわたし。エイコさんとは ここに越してきてからのおつきあいなので はや20年。

彼女は 離婚なさって ひとりもの。わたしは 死別して ひとりびと。隣同士で ひとり暮らしの老女たちは くっつき過ぎず 離れすぎず。たまに こうしたやりとりをしています。

ちなみに 我が敷地の東側にエイコさん宅。西側は 細い道を隔てて 林につながる空き地になっている。南側は 細い市道。北側には 誰かの土地があるけど 家はない。そんな立地なので お隣さんといえば 彼女だけ。よいご縁に感謝しています

ところで いただいたプリンスメロンは こんなふう。


今でこそ 網目のメロンが出回っているけど 昔は 夏といえば このメロンが主流だったような。

ウリみたいなメロン。このごろは あまり見かけなくなったけど 種からまいて こんな立派に育つのね。

エイコさんが 「2~3日置いとくと 甘くなるよ」と言っていたので そうします。

よい香りが漂ってくるころ 冷蔵庫に入れて冷やしましょう。きっと おいしいに違いない。育てて収穫したひとの まごころがこもっているからね。

このメロン。名前は 高貴な雰囲気のプリンスでも 高級なメロンというわけではありません。それでも 仕事をがんばったご褒美のような気がして ことさらうれしく感じられる。思いがけない 贈り物でした。

メロンが 最もおいしくなるタイミングで 食したい。2~3日って 2日?3日? 今だって 鼻を近づけてみたら 甘い香りがしているんだけど どうしよう。

ところで

愛しき故人たち(父 母 夫 兄 叔母)の写真を飾っている小棚(お仏壇がわり)の近くに メロンを置きました。お盆だからね。いただきものをお供えにします。

きょう あすは メロンのことばかり気にしちゃうかも。まぁ 先のたのしみがあるっていうのは いいもんだ。

どんなささやかなことでも たのしみにする たのしみに待つ。そんな暮らしを続けていきたい。 
    


どうぞ お健やかにおすごしくださいますように🍀


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                    おり~ぶ

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