お互い 独居老女 支えられたり 支えたり。

10/20/23

ご縁 雑感 暮らしのひとこま


ハナミズキの実。葉っぱが散り始めたので もうすぐ 裸木になるでしょう。

季節がど~んと進み 夕暮れが早くなりましたね。


昨日は 仕事日だったので 午後5時過ぎに職場を出たら うっすらと暮色が迫っていました。あっという間に 真っ暗になる。

この時季の夕方は なんともいえず もの悲しい もの寂しい。特に 仕事から帰宅する時に感じます。

灯りのついていない 我が家。玄関前のセンサーライトが ぽわっと光ってくれるから 少しはほっとするけど 家の中は暗がりで 人の気配はしない。

靴を脱ぎながらつぶやく 「ただいま」。「おかえり」という返事のない空間に 自分でつける照明が なんとも明るすぎて 空しいような・・・。

なぁんて 何 甘えたこと 言ってんだか。でも たまには そんなふうに書いてみたい時があるの。秋という季節のせいかと思われます。


昨夜は フミコさん(73歳)から 電話をいただいたんです。

ご夫君を亡くされて おひとり暮らしの長かった彼女。今後のことを考えて お子さん達の近くに住もうと決意してから 約一年。いろいろと準備して 望み通りの住処に転居していきました。それが 10/18。

お見送りはしなかったけど 引っ越し前夜に 「いよいよですね」と電話をして いちおうお別れのご挨拶をしました。もう会えないわけじゃないけど ひとつのけじめ。お世話になった感謝の気もち 元気で暮らしてほしいという願い。何度だって伝えたくなる。名残惜しくて。


さて 彼女からの電話。開口一番「無事に引っ越し 完了しました」と 元気な声でした。

一軒家の暮らしから マンションへ。当日の夕方には お子さんファミリーたちが集合したという。中学生のお孫さん(女子)は 「ば~ばがどんなところに住むのか 早く見たかったんだ」など言って はしゃいでいたそうな。

にぎやかな余韻を残して ファミリーたちは帰っていき フミコさんの新たな 独居生活がスタートしたのです。

「段ボールの箱が山積みだから 早めに整理しないとね。おっくうがっていると そのままになっちゃうから 頑張らなくちゃ。引っ越すまでに 気力体力 使い果たして 燃え尽きそうなの」と言うので 「燃え尽きないで~」と エールを送りました。

引っ越してからの荷ほどきが大変なのは 重々承知しています。わたしも 何度か転居しているからね。どうぞ ゆっくり ほどいてください。時間は たっぷりあるのです。


彼女「こちらでも朝の散歩をやろうと思うから 時々 風景写真を送っていいかしら」とも言う。「ぜひぜひ お待ちしてま~す 楽しみにしてま~す」と さらなる エール。

毎朝1時間ほど歩く習慣を続けていたので おいそれとは やめない 否 やめられないでしょう。歩かないと気が済まない。彼女は その域に達していると思われます。


我が家から約50km離れたところに引っ越した フミコさん。対面する頻度は激減しても LINEもあるし 通話もできる。電波でつながっているというのは 心強いものですね。

お互い 独居老女。フミコさんは 新しい居住地で頑張っていくんだ。そう想うと すごうく励まされる。それぞれに境遇は異なるけど たったひとりで 秋の夜を過ごしている。その点は 一緒でしょ。

これからも 支えられたり 支えたり。大げさな支えあいは できないかもしれないけど 折にふれて 「どうしているかな」と思い出し その気もちを伝えることはできる。そうしていれば 彼女だって 忘れないでいてくれる。

人生の後半で巡り合った 得がたい友は 生涯の友。


ところで 彼女との電話を終えたら し~んという 静けさの音。

秋の夜長。わたしの夜は シンプルです。

フミコさんという通話のお客はあったものの すでに入浴を済ませて あとは 寝るだけ。彼女の声がきけて安心したのか 速やかに入眠しました。

心細かろうが 寂しかろうが ひとり 眠る。

明けない夜はなく また 朝が来てくれた。

こうして ブログを綴れる 何よりの朝でございます。

No.109

豊の秋。旬のものをいただいて カラダ リフレッシュしましょうね。食欲⤴⤴⤴

朝晩の寒さ ご自愛くださいますように🍀


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おり~ぶ

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