金木犀。小さな木があって ちらりほらりと咲く程度。ほんのりと香ってくるから ありがたい。
さて このところ 行楽日和が続いています。仕事オフの日は ついつい 出歩きたくなるのだけど 昨日は いちにち 閉じこもる。
あの課題 いよいよ 終わらせよう。
それは 絵手紙です。
11月に 高齢者いきいきセンターの作品展示がひかえているの。絵手紙教室で習い始めて 半年。
教室で描いたものだけでいいなら すぐ提出できるけど それだけじゃダメっていうから 困ります。家でたま～に描いたことはあったけど いたずらがき程度。作品のストックがないから 必死こいて 描かなきゃならん。
それが ずっとアタマにのしかかっていて 気にはなっていても 提出期日を告げられてから 構想すること 一ケ月。やっと 本腰を入れました。
描き始めると なかなかにたのしくて どんどん 自己流になっていく。線の描き方や筆文字など 「これじゃ たぶん 違うよな」と想いつつも 流れにのっちゃう どこまでも。
絵手紙って 自由に描いていいイメージだけど 教えてくださる先生のやり方ってものがあるから それを まず基本として習う。基本ができていないのに 我流に走るなんて それは 個性とはいわない。わかっているんだけど ついつい 描きたいように描いちゃうよ。
ところで 午前中から描き始めて お昼は 休憩。
食事の時 TVをつけたら 『にっぽん百低山』（再放送）というのをやっていて 登場したのは なんと茨城県北部：大子町の月居山（つきおれさん）。登ったことはないけど 👉袋田の滝には おおいになじみがある。滝は見ごたえがあるし 新緑や紅葉も なかなかに素晴らしいの。
番組では まさに 山粧う（よそう よそおう）風景が映し出されていました。
自然は 色とりどりに化粧をしているのに わたしは ノーメイクで家にこもり 締め切り間際の課題なんぞに無我夢中。
あぁ これが終わったら 落ち葉を踏みしめて歩きたい。なんとしても 完了しなければ。
美しい紅葉の風景に なおさら活力出た感じ。
絵の素材は 果物や花など 家にあったものばかり。
これまでの分と昨日描いたのを足せば 作品の数としては なんとかなるでしょう。出来具合は ご勘弁ください。まずは 提出することに意義があるので～す。
夕暮れる前には 道具の片づけまで終わったので ほっとしました。
秋の夜は長く 絵手紙を描くのにもちょうどいいのでしょうが わたしって 夜は寝るだけ。
何事も 夜の時間帯まで持ち越さないようにしよう。そう心がけるようになってから 時間の使い方が より計画的になってきたような気がします。
すきま時間でやるのか あるいは まとまった時間をとるのか。やること次第で 昼間の時間を組み立てていくみたいなことを しっかり意識するようになりました。
絵手紙は 集中して終わらせたかったから まとまった時間をとったのです。
ひとり暮らしのよい点は 自分時間の使い方も 自身の裁量にまかされるところ。
わたしの場合は 明るい時間帯を 何に使うか どう使うかが肝心です。やりたいことがいくつかあるから バランスよく それらをやっていくには 時間を味方につけないとね。さらに 追われっぱなしじゃいやだから 時には 攻めの姿勢で 時間を創っていく。
だって 残された時間は これまで生きてきた時間より ずっと短いわけ。かといって 焦る気持ちはないけれど 生きているうちにやりたいことが まだまだあるの。せめて やり残した感にさいなまれるようにはなりたくない。
自分のなかに湧きおこった ささやかな希望や願いを大事にしていきたい。そのために使うのが 時間。
このごろ そんなことを考えながら暮らしています。
No.112
