人の姿が眼に入らないとき

11/23/23

ソロ活 好きなこと

 

小春日和のなか 花を見にいきました。

我が家から 車で25分のところ。

笠間市(👉笠間観光協会公式HP )に ご鎮座する笠間稲荷です。県内の初詣ランキングは 第一位。五穀豊穣 商売繁盛 金運にご利益があるそうですよ。

さて そのお稲荷さまでは 菊祭りが催されていたのです。

菊花の写真を撮りに行こう。

友だちを誘いたいとも思うけど その人との時間を粗末にしちゃいそう。だって 花にフォーカスしていたら 集中してしまい 隣にいる人のことを忘れがち。だから 「あの人と一緒に 花を見たいなぁ」と心に浮かんでも 誘ったことはありません。

好きなことをやるときって おおむね ひとりかも。あえて仲間を求めない?そういうわけでもないんだけど ひとりが 気楽。

フォトは 菊で飾った 菊という字。



花手水は この通り。


そろそろ 花の見ごろは終わりそう。それほど人はいないだろうとふんでいたら そうでもなく 結構な賑わいを見せていました。

菊の花は アップで撮るのが好き。数えきれないほどの花びら その重なりと色。ファインダーを覗いたら 時間の経つのを忘れてしまう。

周囲の人は 「きれいねぇ」「こんなの見たことなかったわ」など 感嘆しながら通り過ぎる。わたしは じゃまにならないような 通路の片隅にいて できる限り花に近づきたい。

花を囲っている柵を乗り越えたくなるのはやまやまだけど それは禁止。マクロレンズをつけたカメラを ライブビュー(液晶モニターをファインダーとして使う)にして 思い切り手を伸ばし 首を伸ばし 花にフォーカス。ピントが合ったら カシャッと撮る。その瞬間が なんともいえなく 満足なのです。

柵のないところでは ぐんと花に近づけるから いろんな角度で撮ってみる。一本の花の周りを 360度まわったりして。




そんな自分が どんなふうに見えているのかと 自意識過剰になったりしても それは 一瞬。どう見られたって 意に介さない。誰かに迷惑をかけるようなことだけはしないつもりだけど…。

菊は 笠間稲荷の奥の方まで ず~っと飾ってあるから そこを 人々が行き交います。こういうときは あまり 人間ウォッチングをしない。公園のベンチに座っているときなどは 通行人の様子を じっくり観察しちゃうんだけど。

花ばかりが気になって 人が 眼に入らない感じ。だから もし 知り合いが花見物に来ていたとしても わたしからは気づかないんじゃないかしら。

カメラをもって出かけたら 無我夢中の時間が待っている。ド素人の熱きこころで シャッターを押す。大好きなひとときです。

ところで 笠間稲荷の門前に 小さなカフェがあるの。珈琲を飲もうかと入ったのに 注文したのは これ。


菊花茶。オーサワの三年番茶に 食用菊が 生の状態で浮かべてある。ちょっと微妙なお味だったけど 何も飲まずに歩いていたので 喉は ほどよく潤いました。

さて お茶を飲み終えるころ やっと 人間に 目が向きました。シニアのグループが 入ってきたのです。

男性ひとり 女性ふたり。年齢は どの方も わたしと比べて ぐっと上かな。菊花を見た帰りだったのでしょう。男性が「ちょっと疲れたなぁ」と ゆっくり椅子に座りました。「コーヒーでいい?」と 彼がきき 女性たちは 「いいわよ」と。

そのうち 珈琲が運ばれてきて 三人は飲み始める。会話はないので 伝わってくる情報が少ないだけに わたしのアタマは 妄想チック。きょうだい?ともだち?ご近所どうし?ふたりは夫婦で もうひとりは義理の仲?など 勝手に詮索しておりました。

それにしても 男1女2のグループでは 男性がリーダーになるのかしら。「コーヒーでいい?」なんてきかれたら 「菊花茶がいい」って言いづらくなっちゃいそう。仕切ってもらえて ラクだけど。

まぁ どうでもいいことなんだけど 男性を交えてお茶するなんて わたしの場合 ここしばらく経験ないからね。物静かな彼らの様子が ちょっぴり気になったのでございます。

一心不乱かのごとく 花の写真を撮っていて 締めくくりは 3人組をウォッチングだなんて。花見もいいけど 人間は ほんに想像力をかきたてますね。

と そんなこんなありましたが

今年も菊祭りに行けたことが とにかく うれしい。無事に過ごせているから できることだもの。去年したことを またできるって 幸せなこと。

こうして 菊フォトを見ていただけることに 感謝です。
  
No.127

寒さが厳しくなってきますね。

くれぐれも ご自愛くださいますように🍀


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