「ごめ~ん また 電話しちゃった」

1/17/24

ご縁


マーガレット 花言葉は 信頼
 

先日 友達(カヨちゃん)からの電話あり。

彼女とは 52歳のとき 出会いました。わたしが SCschool  counselor)で勤務したとき その学校にいたのが カヨちゃん。

仕事上の関係から いつしか 個人的な話題を共有するようになった。そのとき知ったのが 同じ高校の出身で 同級生だったということ。1学年10クラスだったこともあり 当時は お互いを知りようがなかった。

高校生活の思い出話をしながら 徐々に親しくなり わたしがSCをやめてからも 会うようになって 今に至っています。

彼女とわたしの共通点は 同じ学校の同級生という以外に もうひとつあって それば 病のこと。ふたりとも 乳がん・肺腺がんのサバイバーなのです。よりにもよって ふたつのがん しかも 同じ疾病を経験するなんて。

長い年月を隔てて 出会いなおした カヨちゃんとわたし。病の不安と生きている喜びを分かち合いながら 歩んできました。これも 運命だったのかな。

さて カヨちゃんからの電話は このような言葉で始まりました。

ごめ~ん また 電話しちゃった。

わたしは 「えっ なんで ごめんなの」と 首をかしげる。

彼女によると 「今年は 長電話すること やめようと思ってたのに また 電話しちゃったから あやまった」とのこと。

たしかに カヨちゃんとの電話のやりとり回数は 親しくしている友人の中でも 群を抜く。お互い 同じ病院・同じ病気の経過観察中ということもあるので 何かと情報共有しているわけ。

通話せずに LINEのやりとりだけのこともあるけれど 話したほうが分かち合えることもある。彼女からも わたしからも LINE電話をかけるのです。

彼女からの電話を 迷惑だとは思ったことがない。どうしても話したいから かけてくるのだもの。ただし 最も話したい内容のほかに 話題の枝は広がっていくから 「そうだ あのこともあったのよ」と追加される。そうして 話は長くなる。

わたしは ひとり暮らしで 自由な時間がたくさんあるし たいがい電話のあるときは 「今いい?」と LINEがあってから。断ることは ほとんどないけれど 「きょうは ちょっとだけしか 時間がないんだけど それでいい?」など 伝えることはある。

そのような率直なやりとりができるのは やっぱり カヨちゃんだから。

それにしても「ごめ~ん」と謝られたということは もしかして わたしが 彼女に対して 謝らせるようなそぶりをしたからだろうか。

電話って 表情が見えないだけにこわいでしょ。声のトーンや間(ま)のとり方  息づかいなど ノンバーバルな情報が 見えない形で相手に伝わっていくから。

一瞬のネガティブな感情が 漂っていく可能性もある。たとえば 相手の話をききながら「あー眠くなってきたなぁ」とか 思うことだってありますもん。

 

これまでの 彼女との通話中に わたしが なんか ヘンなこと 言っちゃったのか?迷惑みたいな雰囲気を感じさせちゃったのかしら?

気になってきいてみたら 「そうじゃないよ」という。

彼女「私って 話し出すとついつい長くなるでしょ。おり~ぶちゃんの時間を奪ってたような気がして 悪かったなぁと思ったの。だから 今年は 電話で長々と愚痴るのはやめようと思ってただけ」とのこと。

単にそういうことだったのか。なんか 拍子抜けしたけど 信じよう。

結局 彼女との通話は 約30分。いつもよりは 短いような。

話題は 血圧のこと。このところ 血圧が高くなってきたので 毎日測定しているらしい。「病院に行ったほうがいいよね」というから 「うん そのほうがいいと思うよ」と こたえました。

通話を終えて カヨちゃんの言葉を振り返った。

彼女の電話に 「時間を奪われた」という感じはもたなかったけれど もしかして 自分も 誰かの時間を奪うようなこと あったかもしれないと思ったの。

「時間を奪う 奪われる」というような感じ方は 相手との関係性や話の内容にもよるでしょうね。彼女は 「電話で愚痴るのはやめようと思った」と言ったけど 少しぐらい愚痴るのは いいんじゃないの。

相手が不快にならない程度なら 愚痴って聴いてもらうことも 時には大事。まったく愚痴も言えないような相手だったら それはそれで 寂しいような気がします。

 

さて カヨちゃん

昨日も電話あり。

まるで 枕詞のように「ごめ~ん また 電話しちゃった」と。

「病院に行ったよ」という話。血圧の薬を服用することになったそうです。

通話の最後に わたしから いいました。

「ごめ~ん」なんて 謝らなくていいよ。いつだって 連絡してきてほしい。わたしだって そうしているじゃないの。

そしたら 彼女。

わかった。今年も どんどん電話する。だって やっぱり 直に話すのが 一番いい。LINEじゃ まどろっこしいのよ。

ちなみに彼女は LINEするとき 文字を打たず 音声入力で作文しています。わたしも そのうち そうしたい(笑

「直に話すのが一番いい」と彼女は いいました。異論はありません。声を 聴きたくなることもあるからね。そんなときは やっぱり 通話。

得難い友達:カヨちゃん。今度は わたしから 電話しようと思います。

No.157

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