カーネーション 花言葉は 純粋な愛情 |
一年に一度ぐらいしか会えない。そんな友達がいます。
公務員時代に知り合った ジュンさん(72歳 独身)
旧ブログでも 登場しています。2019年3月の記事。女子会でのこと。Aさんが 彼女。
とはいえ 数年間は 彼女が水戸に出向していたので そのころは ラクラク会えました。ここでの任務を終えて 地元に戻ってからも わたしの勤務する病院で 人間ドックを受けていたので そんなときは 院内で ちょこっとおしゃべり。
最後に会ったのは 一昨年の秋でした。
その頃も 彼女は仕事をしていました。いわゆる キャリアウーマンで いくつかの要職を 経ています。最後の仕事は 週数日の嘱託勤務で やはり指導的なポジションでした。
さて
久しぶりに通話したジュンさんは 「やっと 刺激のない生活に慣れてきた」とのこと。完全リタイヤして一年未満の暮らしは どうなのか。興味津々でした。
わたしだって やがて そうなる。仕事に行かなくなる日が 必ずやってくるのだもの。
彼女からは「おり~ぶちゃんは ずっと 仕事やってたほうがいいよ」とのアドバイス。
その理由とは
▶退職後は 人と話さなくなるから それは まずいんじゃないか。数日間 誰ともしゃべらずにいるので 言葉を忘れてきたそうな。ちなみに 彼女 仕事上では てきぱきバリバリ かつ 社交的だけど 私生活では 面倒くさがりらしい。人とのつながりを求めて 積極的に動くタイプではなさそうです。
▶社会とつながっているという感覚が 希薄になる。誰からも求められていないのだということを痛感する。寂しくなるよ~とのこと。
なるほど 彼女もわたしも 独りもの&ひとり暮らしだから 人との会話が減ってしまうことは 大いにあるでしょうね。
でも わたしは どうしても人恋しくなったら ぎりぎりのところでは 誰かに電話をかけておしゃべりしちゃうよ。
社会とのつながり感は どうだろう。彼女のように 世の中から隔絶されるような感覚になるだろうか。たぶん わたしは ならないかも。
というのは 仕事に就いているということだけが 社会とのつながりだという認識がないから。仕事以外でも 人は社会の中で生きているし 名も知らぬ誰かとつながっているかもしれない。誰かのためになっているようなことも あるかもしれない。基本 そういう考えなの。
とはいえ 実際にリタイアしてみないと 本当のところはわからないでしょうね。そのときになって初めて ジュンさんの気もちがわかるのかもしれません。
彼女「わたしは 71歳まで仕事をしたよ。おり~ぶちゃんは まだ数年あるじゃない。頑張って」というので わたし「そうですよね」とは あえて言わず 「それは そうなんですけど」と言葉を濁した。
だって 来年度(69歳)は 仕事をする予定だけど その先のことは どうなるかわからない。潮時ってものがあるのです。それは 個々に違うのだもの。
まぁ 尊敬している先輩の教えとして 心に留めてはおこうかな。
春になったら 会いましょうね。
そんな約束をして 終わった電話。新卒で入った職場での出会いから 46年。今もつながっていられることに感謝です。ご縁があったのでしょうね。
✎おり~ぶ