ツルニチニチソウのつぼみ 花言葉 優しい追憶 生涯の友情 |
おはようございます。
「春愁」(しゅんしゅう)という言葉を覚えました。
春の日に なんとなくもの悲しい感じがして 感傷的になるときの風情をいうそうです。春に感じる 哀愁。
そんな心もちを ふわっとなでるような風に吹かれながら
庭カフェをたのしめる時季。
色とりどりの花を眺めながら 紅茶をいただく。
すがすがしくもあり 物憂げでもある。誰にはばかることもなく まったくの素でいられるひととき。好きだなぁ このようなお茶の時間。
と そこへ LINEの着信音が聞こえました。部屋に置いたままにしてあったスマホを取りに行く。
姪(長兄の娘)からでした。
「遅くなって ごめんなさい。お誕生日 おめでとうございます」というもの。
さらに 「今頃になって思い出したら 家族総出で責められました💦」とあります。
あぁ 彼女からわたしへの 4/4㊗お誕生日LINE そういえば 今年は 届かなかったんだ。
とはいえ それほど気にもしていませんでした。わたしから 彼女にだって 思い出した時は ㊗メッセージを送るけど 忘れたときだってある。彼女も 然り。
叔母と姪ですもの。まぁ そんなものかしら。
姪は 40代後半。娘が ふたりがいて 長女は 大学生になり 東京暮らし。次女は 高3で受験生。彼女は 旦那さんの自営業を手伝いながら なんやかんや忙しくしている。義両親さまとは 敷地内同居だし 嫁として 多少なりとも気を使っていることでしょう。
そんなふうに暮らしているのに 叔母の誕生日を忘れているぐらい 当たり前のこと。
「家族総出で責められた」わけでもないでしょうが
たとえ遅れても 思い出してもらえただけで ありがたいなぁと思います。
子どものいないわたしは もしかしたら 将来 姪や甥に なんらかの世話をかけてしまうかもしれません。
そうでありたくはないけれど 血縁のある身内として 何かしら手伝ってもらわなければならない可能性はあるでしょう。たとえば 施設に入所するときなど 身元引受人というような立場になってもらい 公的な書類のサインひとつだって お願いしなければならない。
子がいないということは そういうこと。
近しい身内への負担を できる限り最小限にとどめたい。彼らに迷惑がかからないような方法はないだろうか。それも含めて 今後の生き方や終わり方を考えていかねば。そんな想いを強くしているところです。
それに
姪たちに恥じない生き方をしよう。そんな気もちもあります。あとになって わたしを思い出し 懐かしんでもらえるような人間でありたい。
春の愁いをまといながら しみじみと行く末を想ったひとときでした。