先延ばしできない年齢になってきた。

4/25/24

ウイズ エイジング 雑感

なんのつぼみ
 

おはようございます。

春の光がさしてきて 気もちのいい blog日です。

朝ドラを観ながら 室内ウォークを15分。からだポカポカしています。

さて

きのうは 雨の降る中 高速バスに乗って出かけました。行先は 県南のつくば市。

酔い止め薬を飲んだので 車内では こっくりこっくり。いつのまにか つくばセンターに到着しちゃって あらら 降りなきゃって感じ。

バス停では 友達が待っていてくれました。昨秋に引っ越していったフミコさん(73歳)です。

半年ぶりの対面に 声をそろえて 「お久しぶりでーす」。

並んで歩きながら おしゃべりすると 息が弾む。傘をさしているから 彼女との間に距離があり しかも 雨や車の音に 声がかき消される。大きな声で話そうとして しんどかった。ちょっとした息切れ状態を体験したの これも 歳のせい?

おすすめのカフェでランチしたあとは トコトコ歩いて フミコさん宅へ。

つくば駅から ほんの数分。3LDKのマンションが 彼女のあたらしいお家です。息子さん宅からは 15分 娘さん宅からは つくばエクスプレスを使えば 1時間以内。

今後のことを想定して お子さん達の近くに住みたいという願いを実現させた彼女。引っ越しの疲れから 体調を崩したこともあったようだけど 今は すっかり元気な様子でした。

リビングには 見覚えのあるテーブルがあります。以前の家に伺ったときは そのテーブルでお茶をいただいたりしてました。

現代風のお仏壇も リビングに。亡くなったご主人のために お線香をあげさせてもらいます。仏壇を見ると おりんをチーンとしたくなるの。澄んだ音がしていました。

大きな掃き出し窓からは マンションを取り囲んで植えられている樹々の緑が見えます。

この風景を見ながら ひとりでくつろいだり 時には 訪ねてきたお孫さん達に囲まれたりしているんだろうな。

転居して半年。少しずつ 地域のこともわかってきて 4月からは ジム通い(週3日)をするようになったとのこと。

引っ越しの準備中から 気力・体力の衰えを感じていたので 生活が落ち着くにつれ「運動しなくちゃ」という気もちが高まってきたようです。ジムでは 80歳の女性に刺激を受けたようで ジムで会うのを 楽しみにしている様子。いいことですねぇ。どんどんからだを動かして ますます 生き生きとしたフミコさんでいてほしい。

ところで 彼女が話したことのなかに ひとつのキーワードを見つけました。

それは 「先延ばし」という言葉。

「先延ばし」とは

本来やろうと思っていることを 後に回すこと。特定のやるべきことに関して 日時をあとにずらすこと。

やりたいことややるべきことを 先延ばしするのか しないのか。誰にでも そんな迷いはありますよね。

その①

フミコさんが 「先延ばししようかな」と思ったこと。それは 引っ越すこと。

彼女が 少しずつ家探しを始めたのは 2019年ころ。コロナ禍になり 物件を見に行くことも自粛して 約3年。その後 また 物件巡りを再開し やっと「これだ」というものが見つかった。

その間 少しずつ 家の中を片づけ始めたわけですが 思いのほかタイヘンだったようです。ご夫君の物(大学の先生だったので 書籍・文献類は ひと部屋以上)やお子さん達の残していった物 そして 自分の物も かなりたくさんあった。

不要なもの 新居にもっていかないものを処分しなければならない。回収業者を選ぶのにも手間取った。とにかく ふだんはやらないようなことを 次々とやらなければならない。それも 自分ひとりで・・・。

引っ越し準備を始めてすぐ 思ったという。「今じゃなくて いいんじゃないか。少し先延ばししようか」と。

でも はたと考え直す。先延ばしにしたところで その先はあるのかと。70歳を過ぎている自分なのに この先 いつ引っ越すつもりなのか。ますます 歳はとるばかり。数年後には もはや 引っ越す元気はないだろう。ならば 今 頑張るしかない。

一度はくじけたフミコさん。その後は 黙々とひとり 様々な段取りをして 作業を続け ついに ほとんどの物を処分できたわけだけど 手元に残った重~い物には まいったらしい。それは 漬け物石。若いころに 大樽で白菜などを漬けていたそうなの。その石がおっきくて 友人にもらってもらおうとしても ことわられた。どうしようかと困っていたら 回収業者が ついでに持っていってくれたという。

大きな重しのとれたフミコさんは 気もちも軽やかに 新天地に引っ越したというわけ。先延ばししないで よかったね。 

その②

フミコさんが 「先延ばししない」と思ったこと。それは 旅。

彼女は 来月 沖縄旅行に行くという。五泊六日のツアーに ソロ参加するようです。

これまでも ひとり旅をたのしんできた彼女。ところが 飛行機での旅は 初めてとのこと。

まだ行ったことがなく ぜひ 行ってみたいと思っていたところ。それが 沖縄だったという。飛行機 大丈夫かしら。沖縄の気温 大丈夫かしら。

そんな心配はあるけれど 「先延ばししたくない」という気もちが勝り 思い切って申し込んだというのです。先延ばしにしない理由は 今が一番動ける時だと思ったから。

来年とか再来年とかに先延ばしすればするほど 沖縄は遠ざかってしまう。年齢を考えたら 必ず元気でいられるかどうかわからないって。


ごく若い頃なら 来年もあるさ その次もあるさって先送りできるけど 高齢になると そうは思えなくなる。それこそ 来年の🌸 見られるかしらって 真面目に想ったりしますもん。

だから フミコさんの気もち わかるなぁ。

今が そのとき。ちょうど いいとき。それを逃さずに チャンスをつかまえなくちゃね。

「先延ばししない」って決めた沖縄旅行。思う存分 楽しんできてほしい。


「先延ばししない」フミコさんのことを書きながら 自分は どうかと考えています。

やりたいことなのに先延ばしにしていること あるなぁ。

やらなくちゃならないことなのに先延ばしにしていること あるなぁ。

ちゃんと考えておかなくちゃならないことなのに 保留にしてること あるなぁ。


そういうことが いっぱい浮かんできて わたしは グズグズ先延ばし真っ最中ってとこ。

もはや 何事も先延ばしにできない年齢になっていることは確か。とはいえ 何かを先延ばしにしたまま 人生を終わっちゃっても それほど後悔しないよ。な~んていう想いも ないではない。

要は 優先順位をつけて 先送りしたくないことは さっさとやってしまおうということなのだけど そこんところが ちょいとばかり 優柔不断だなぁ。

あれこれ 迷うよ 人間だもの!?

No.171

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クレマチス 花言葉は 精神の美

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