お節介にならない程度に…友の危機

5/20/24

クライシス ご縁 雑感

金魚草
 

花フォトは その姿が金魚のようにぷっくりしている キンギョソウ。冬から春まで咲いてくれる愛らしい花。一度咲き終わったのを切り戻しておいたら 再び開花しています。

花が それぞれの向きで 口を開いているように見えるので 花言葉は 「おしゃべり」「でしゃばり」「お節介」なんだって。

記事にアップするフォトを選び 花言葉を調べているうちに連想されたことがあります。そのことを書きますね。

花言葉のなかで 特にドキッとしたのは 「お節介」というフレーズ。


お節介にならないようにしなくっちゃ。


友達のクミさん(69歳)とは 20年来のおつきあい。

3月中旬に会う約束をしていたのだけど キャンセルになりました。ちょうどその頃 彼女のご夫君:A男さんに 深刻な病が見つかり のんびりランチどころではなくなってしまったからです。

ちなみに 旧ブログで 彼女に関するこんな記事を書いています。2019年 64歳でした。





「約束を延期したい」という クミさんからの電話。理由をきいて わたしも 青天の霹靂でした。A男さんは 定年後も嘱託で働くなど お元気な方だと思っていたのです。

ふだんは淡々として凛とした彼女の声が 震えている。おつきあいしてきた中で 最大の危機的な状況であるのを感じました。

彼の希望で 在宅医療を受けることになり その段取りが少しずつ進み始めているとのこと。あれよあれよというまに クミさんは介護の役割を担うことになったのです。

「わたしにお手伝いできること ある?」そのように尋ねると

「ありがとう。もう何が何だかわからないほど いろいろ起こっていて・・・とりあえず 私が電話したとき 愚痴を聴いてくれる?」との返事。

わたしは 「いつでも聴くよ」と答えて 都合のいい時間帯などを伝えました。

家族ぐるみで交流のある友人が 時々食事作りにきてくれるなど 周囲からのサポートが身に染みると話していた クミさん。

通話を終えて 「彼女のためにできることが もっとないかしら」と思いました。何か助けになるようなこと ないかしら。

電話やメールで励ます?お見舞いに行く?食べ物など差し入れる?少しでも 彼女の不安やストレスが軽減するような 何か・・・。

しかも そのどれもが 厚かましくて無遠慮でお節介なことのように思えます。お節介が功を奏する時もあるでしょうが 一歩間違えれば 疎まれる。励ますつもりが 逆に 相手に負担をかけてしまうようなことにもなりかねない。

そう考えて 我がこころの落ち着き先を決めました。

それは クミさんが言ってくれた 「電話で愚痴を聴く」こと。

そして お節介にならない程度に 「クミさん達のこと 気にかけてるよ」というメッセージを さりげなく伝えること。

頼まれもしないのに 無理な介入をしないこと。何かを頼まれたら できる範囲で 誠心誠意応じること。

そのような気もちの整理をしてから わたしがおこなったことは 次のようなことだけ。

3月末に 彼女宅(隣市)訪問 玄関先で会う 甘いものを差し入れた。
4月初旬に 彼女から電話  中旬に わたしからLINE(近況をきく)
5月初旬に 彼女から電話
     (訪問診療・訪問看護や介護のサービスを受けられるようになった)

クミさんが ご伴侶の病という危機を乗り切っていけるように ただただ祈るばかりです。

祈っているのは わたしばかりではないでしょう。

彼女を取り巻く友人たちは 個々に それぞれの距離感で 彼女の人生にかかわってきている。おそらく各々が この危機に手を差し伸べていることでしょう。

わたしはわたしで 自分のできることを 求めに応じてやっていく。

やがて 状況の変化とともに修正することも出てくるでしょう。その時は 臨機応変に動くつもりでいます。

40代~60代。いろんなことを語り合いながら 一緒に歩んできた クミさん。彼女の危機にどう対応するか。自分が試されているような気がします。

彼女にとって わたしは 信頼に足る友なのか。

わたしは 彼女を 生涯の友としていけるのか。


お節介にならない程度に 必要なときに 必要なことを・・・。

今のところは そんなスタンスでいようと思います。

No.178

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